「いくぜ、コレット」 「……うん。来て、ロイド」 宿屋の一室。 薄暗がりの中、ロイドとコレットがベッドの上に寝そべり今まさに愛し合わんと……。 「ロ、ロイドぉ、そこは違……」 「え?……あっ!ご、ごめん」 自分が貫こうとしていた場所がどこか気付き、慌てて謝るロイド。 「こ、今度こそいくぜ」 「うん……早くきて……」 ロイドは、今度はちゃんと秘部に自身のモノを押し当てて一気に、 ニュリンッ ……濡れてはいたものの緊張の為か固く閉ざされた秘部に拒絶され、ロイドのペニスはその表面を滑る。 「うぁっ!」 タパタパッ 「え……?」 不意に体の上に熱い液体が降りそそぎ、何が起きたか理解できないコレット。 先端から根元までが濡れた秘部の上を滑る、その感触だけでロイドは達してしまったのだ。 「ごめん……俺……」 ガックリと肩を落とし、己の不甲斐なさを恥じるロイド。 コレットは無言で腹部を汚した白濁液を指でなぞる。 しばらくそうした後、コレットはニッコリ笑いながらロイドに声をかける。 「ううん、気にしなくていいよ。私、嬉しいんだ。だって、擦れただけでロイドがこんなにも気持ち良くなってくれたんだもの」 「……ごめん……」 コレットの慰めに、また謝るロイド。 「さっきからロイド謝ってばっかりだよ?もう謝るの禁止ね」 ロイドは何処かで自分が言った事のあるようなセリフを言われ、もう一度言いそうだったごめんを飲み込む。 気まずい沈黙。 状況打破のため、二人が何か言葉にしようと必死で思考を巡らせていると。 「あ〜あ、それじゃダメだね」 神の助けか悪魔の罠か? 生意気な口を叩きながら、ジーニアスがいきなり入り口から入ってくる。 「なっ!?ジーニアス!?」 「きゃぁっ!?」 ロイドが叫び、コレットが慌ててシーツを引き寄せ体を隠そうとする。 だがジーニアスは、そんな事など眼中にないといった感じでスタスタとベッドに近づく。 「僕を差し置いて、コレットがロイドといい雰囲気だったからちょっと覗いてたんだけど。これじゃ〜ダメだね。ダメのダメダメ!」 「なんかひっかかる言い方だな……じゃなくて!お前、覗いてたのかっ!?」 「だからそう言ったじゃない……それよりロイド」 ジーニアスは素知らぬ顔で二人のすぐそばに座る。 「期待と予感で胸いっぱいなのは分かるけどさ、前戯はキャンセルしちゃダメじゃないか」 ジーニアスはそう言いながら、コレットの頬から首筋をそっと撫でつける。 「ねえ?コレットだってもっと盛り上げて欲しいよね?」 一瞬体を強張らせ、身を引こうとするコレットにもそう言葉をかける。 そのままジーニアスの指は首筋をくすぐり、鎖骨をなぞり、胸の周りで円を描く。 「ん、ぅふぁ」 吐息を漏らし、身を捩じらせるコレット。 「ほらロイドも。コレットの胸を触ってあげなよ」 「え?あ、ああ」 ジーニアスに促され、ロイドはコレットの胸を鷲掴みにする。 「あんまりキツく揉んだりしちゃダメだよ。あくまでコレットに気持ちよくなって貰わないと」 言いながらジーニアスはコレットの両腕を頭の上で交差させ、片手でそれを押さえ込む。 ロイドがコレットの上に覆い被さって胸を揉み、ジーニアスは空いた手でコレットの脇から腹部を指で撫で擦る。 「はぁ、んんっ、ロイドぉ」 切なそうな声を上げ、体を動かそうとするコレット。 しかしジーニアスに腕を抑えられているため、モゾモゾとわずかに揺れるのみ。 「ロイド、コレットの口に指を入れてみて」 ロイドは片手でコレットの胸を揉みながら、ジーニアスに言われるままコレットの口の中に指を差し入れる。 「んぁ、んむぅ……ぷあっ」 コレットの舌がロイドの指に絡みつき、チュパチュパと音を立てて舐める。 虚ろな目をしながら、舌をネットリと指に吸い付かせヌルヌルと擦りだす。 「うわ……」 頬を朱に染めながら、おいしそうに指をしゃぶり胸を揉まれて体を仰け反らせるコレットの姿に、ロイドのペニスはムクムクと立ち上がってコレットの下腹部に押し当たる。 「んんっ、んふぁぅ」 それを感じたコレットは必死で腰をふり、ジーニアスは彼女の秘部に指を伸ばす。 「コレットのココ、グチュグチュじゃないか。コレットって、案外Hだったんだね」 「んっ、ぅああぅ!」 クリトリスを弄ばれ舌を指で弄られながら、コレットは恥ずかしそうにイヤイヤと首をふる。 「うっく、お、俺、もう」 我慢しきれなくなったロイドが、コレットの両足を抱えて怒張したペニスを秘部にあてがう。 「ぅあ、ロイド、早くきてぇ……私おかしくなっちゃいそうだよぉ」 無言で頷き、ペニスをゆっくりと彼女の中へ挿入するロイド。 「……っ!」 コレットは声もなく体を反らせ、その快感に心震わせる。 「ぅ、コレットのなか……すごくあったかくて、気持ちいい……」 「あ……んぅふ、ロイドのおちんちん、も、ぅうぁ、すごくおいしいよぉ」 彼女の甘い声を聞き熱い秘部の感触を味わい、ロイドは彼女の両足を抱えたまま腰を動かし始める。 「ほらコレット。口が空いてるよ」 いつのまにかコレットの頭の上に移動したジーニアスが、見かけによらず大きなペニスを彼女の口元に持っていく。 「ぁあ、んむ」 目の前のモノを咥え、頭を動かしてジュプジュプとフェラしだすコレット。 ジーニアスは彼女の胸を揉み、乳首を軽くつまんだり、耳を弄ったりして弄ぶ。 「コレットって、いっぺんに2本も咥えるほどおちんちんが好きな子だったんだね。良かったじゃない、ロイドもHなコレットが気に入ったみたいだよ」 必死で腰を動かしているロイドに目を向けさせ、コレットが何か言おうとしてもペニスを離させないジーニアス。 「ほら、わかる?溢れ出したコレットのHな汁がロイドの腰までベトベトにしてるよ」 んん、んん、と唸りにしかならない声を上げる彼女に、ジーニアスは言葉の追い討ちをかける。 言葉で辱められ、しかもそれが事実なのを誰よりわかっているコレットは全身を震わせる。 羞恥のせいで一気に絶頂に近い快感が湧き上がり、大きくひとつ身じろぎしてロイドのモノを一層強く締めつける。 無論、擦れただけでイってしまうような早漏ロイドである。 そんな事をされてはたまったものではない。 「う、うっくあぁっ!」 叫びと共にロイドがペニスを引き抜き、精液が勢いよく噴き出す! コレットの腹を胸を顔を汚し、勢いあまってジーニアスにまで飛び散る白濁液。 「っく!ぼ、僕ももうっ!」 それと同時にジーニアスがコレットの口からペニスを引き抜き、そのまま吐き出された精液は力尽きてコレットの横に倒れたロイドの上にまでふりかかる。 「あは……精液、いっぱい……」 二人分の精液にまみれ、コレットが虚ろに笑いながらそれを掌で体に塗りのばす。 ゆっくり、ゆっくりと3人は意識を失いだす。 コレットは快感に酔いしれ、ロイドは無事性交出来た安堵を胸に。 そして、それを手助けしたジーニアスは。 コレットを媒介に、「大好きなロイドと精液をかけつかけられつの仲になる」作戦が成功した喜びをかみしめて。 げに恐ろしきはジーニアス。 天才の目には、全てのものが利用するものでしかないのであった…… |