On The Dark Side Of The Forest



「なあコレット、みんな遠くにいったよな?」
「ん〜、そだね」
ガオラキアの森の中。魔装備の攻撃力を上げるため、パーティは散開して戦闘をしていた。
他の者は敵を求めて移動し、今ここにはロイドとコレットがいるのみ。
「じゃあ、もう大丈夫だよな?」
「え?」
ロイドは抜いていた2刀を納め、コレットを後ろから抱きしめる。
抱きしめながらコレットの服を脱がせ始め、前がはだけたところで彼女を抱き上げ茂みの中へ移動する。
「もう、そんなに焦らなくても大丈夫だよぉ」
言うコレットを無視して、その秘部へと手をのばす。
「なんだ、コレットだってその気じゃないか」
ロイドは、指の触れた部分がグッショリ濡れているのに気付いてそう言う。
「それは、だって……」
恥ずかしそうに顔を赤らめるコレット。
四六時中顔をつき合わせていながら二人っきりでいる時間のない身にとっては、またとない機会なのだ。
自然、体の方が反応してしまうというものである。
「コレット、俺もう」
はやるロイドが、猛るモノを露わにする。
そしてコレットの返事を待たずに、一気にその内へと挿入する。
「んんっ!」
唇を噛んで声を押し殺すコレット。
「……ぁんもう、せっかちなんだから」
「って言う割には、嬉しそうだよな」
「ばかっ」
そんな風にじゃれ合いつつ、二人は久しぶりの快感に没頭し始める。
かすかな喘ぎと淫靡な水音が木々のざわめきと交じり合う。
一心に抱き合い、秘部の触れ合いを楽しみ、恋人同士の甘いキスを何度も何度も楽しむ。
頬を真っ赤に染めながら互いの愛情を満喫していたその時。
カサカサッ
一瞬、わずかに異質な物音と気配を感じて、ロイドは辺りを見回す。
気配は消え、辺りも静かなまま。
が、ロイドはコレットから離れ、2刀を手に取る。
「誰かいるのかっ?」
周りに向かって大声で呼びかける。
しばしの静寂、そして……
「……わ、わふー」
「なんだ、ただのクロノアだねぇ」
服を手で合わせ胸元を隠しながら、安心したように言うコレット。
「ってそんなわけないだろ!?」
思わずつっこむロイドの後ろで、何かが凄い速さでガサガサと遠ざかってゆく。
ロイドはそれを少しだけ追いかけ、頭を抱えて立ち止まる。
「今のはプレセア、だよな?見られちまったかな……」
もしリフィル先生なんかに知られたら……。
蹴られる。おもいっきり。
最悪の事態を想像して身震いするロイド。
やだなー、あの蹴りメチャクチャ痛いんだよなぁ。
けど、なんで先生は戦う時蹴らないんだろう?あれならアビシオンだって一発ダウンしそうなんだけどな。
段々考えている事がずれながら、コレットのもとへと戻る。
そこには、予想もしていない人物の姿があった。
「ロイド、お前は何をしている?」
「ク、クラトス……?親父の所にいる筈じゃあ?」
そう。
一体いつの間にか、クラトスがコレットを抱きかかえて立っている。
「神子をこんなままで放っておき、挙句追いかけた相手を捕らえられない……お前はもう間違えないのではなかったのか?」
言いながらもコレットの口に指を差し入れ、その舌を弄ぶ。
彼女は満面を赤くし、目を細めてされるがままにしている。
「そ、そんな事より!何やってるんだよ!!」
2刀を構え、威嚇するロイド。
「ふっ」
片手で髪をかき上げながら鼻先で笑い、それを全く意に介さないクラトス。
「お前は単調すぎる。その気があるなら、私が稽古をつけてやるが?」
そう言って、見せつけるようにコレットの体を弄りだす。
唾液で濡れた指でコレットの首筋を愛撫しつつ、耳のまわりへ舌を這わせる。
一方の手で、まだまだ膨らみかけの胸を指の腹で撫で回す。
その間、コレットはくぐもった喘ぎを上げながら、切なそうに両足をこすり合わせている。
クラトスの指が胸から水月、下腹へ向かうにつれて彼女の腰がガクガクと揺れ動く。
腿には溢れ出した愛液がヌルヌルとぬめり、もの欲しそうにしきりに舌なめずりを繰り返す。
「くっ!」
ガクリとうな垂れるロイド。
力量の差にショックを受けたのだ。今のロイドでは、ああまで彼女を快楽に耽らせる事はできない。
「あぅ……ぁふぁ」
潤んだ瞳でクラトスを見つめながら、彼の股間へ手をのばすコレット。
「そろそろ限界か、神子よ?」
問いかけにも答えず、彼女は言葉にならないうめき声を上げながらクラトスのペニスを引きずり出す。
「ならば、こうするがいい」
クラトスは彼女を四つんばいにさせ、顔の前にそそり立つペニスを突きつける。
「どうすればよいか。わかるな?」
「んん。んんふ」
みなまで聞かず、彼女はペニスを口いっぱいに頬張る。
「ん、ぁあぷ」
何度も根元から先端まで唇でしごき、舌をカリ首あたりで蠢かせる。
ペニスの先端にキスをしながら、上目でクラトスを見上げるコレット。
「今だ、好機を逃がすな!」
クラトスがロイドへ号令を飛ばす!
「まかせとけ!」
自尊心を傷つけられた上に、完全にお預けを食らった形になっていたロイドは、やけくそ気味にそれに従う。
クラトスのモノを口に咥えながらねだるように腰を振っている彼女を押さえ、愛液溢れる秘貝を刺し貫く。
「んんふっ」
ペニスを咥えながら、口の端から喘ぎを漏らすコレット。
突き上げるロイドの動きに合わせて腰を振り、休む事無くクラトスのモノを昂らせ続ける。
「ん、んんっ、んはっ」
喘ぎと共にカウパーと唾液の混じったものが口から滴り、胸元にまで粘質な糸をひく。
彼女の秘部は洪水のように愛液を溢れさせながらも、まさに貝の如き力強さでロイドのペニスをしっかり咥え込んでいる。
最早言葉を発する者はなく、獣じみた喘ぎ声だけが森の中に響く。
次第にコレットの動きが激しくなりだし、強く締めつけたままのロイドのペニスに一層強い快楽を与える。
「っく!俺もう」
ロイドが声をあげ、コレットが更に激しく腰を動かす。
「合わせていくぞ!」
クラトスがコレットの口から一気にペニスを引き抜くと同時に!
ロイドもペニスを抜き、彼女の背めがけて射精する!
クラトスもまたコレットの顔へと精を吐き出し、彼女は顔といわず体といわずいたる所を白濁液まみれにされながら地に伏す。
「ぁぅ……ぅうあ……」
甘ったるい喘ぎをあげ、ヒクヒクと全身を震わせるコレット。
ロイドもその横に身を倒し、肩で息をする。
「ロイド……」
クラトスが朦朧としているロイドに声をかける。
その瞳には、憐れんだ光が見てとれる。
「お前は私より先にイくな……」
彼はボソリとそういい残し、光に包まれてその姿を消した……。



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