ゼロスの野望 群雄伝



ここは砂漠の町トリエット。
決意表明後でイベントも全て出涸らしたこの町にロイド一行が立ち寄っている。
とはいえ、魔装備でちょっと撫でればラスボスもイチコロなメンツである。
おじさんゲームに熱中しているロイドを筆頭に、全員好き勝手に遊んでいるというのが真実である。
無論、そんな絶好の機会を逃がすゼロスではなかった。

「コレットちゃあ〜ん!今暇かなぁ?」
この暑い中、暑苦しい声を上げながらコレットの前にいきなり飛び出すゼロス。
「あ、うん。今は何もしてないけどどうしたの?」
「いやぁ〜、別にどうって訳じゃないんだけど。あ、そうそう、ジュース要らない?」
ゼロスはグラスをちらつかせる。
「わぁ〜ありがと。ちょうど喉渇いてたんだぁ」
グラスを受け取り、中身をゴクゴク飲みだすコレット。
(楽勝楽勝。)
小さく笑うゼロス。
「ふう。ちょっと苦いけどおいしいね、これ」
「でしょ〜?暑い時にはコレが一番!も1杯あるけどどう?」
どこからともなくもう一杯グラスを取り出すゼロス。
「え、いいの?」
「いーのいーの。可愛いコレットちゃんのために用意したんだからぁ、遠慮しないで飲んで飲んで」
「うん、じゃあ折角だからもらうね?」
ゴクッゴクッ
再びグラスの中身を飲み干すコレット。
ここで少し想像して欲しい。
クソ暑い日差し、焼けつくように乾いた喉。
そこにきて、青空の下で一息に飲み干すバーボンのトニック割り。しかも二杯。
甘露水にも勝る涼味と共に一気に来る酔い。ましてそれが酒を飲み慣れていない者ならば?
「どうコレットちゃん?なんか変わった感じとかしないかな?」
「フラフラだよぉ」
気絶時セリフと共に、グラリと倒れるコレット。
それをスッと抱きとめ、周りを確認するゼロス。
「誰も見てないな、っと」
そのままコレットを抱き上げ歩き出す。もちろん宿屋へと。

「うーん……」
ベッドの上に寝かされ声を上げるコレット。
「なんか暑いよぉ……」
「暑い?そりゃいけないなぁ」
嬉々として前をはだけさせるゼロス。
まだ蕾のような胸がたやすく露わになる。
ゼロスはその胸に舌を当て、ピチャピチャと音を立てながら舐める。
「ん……ぅん」
鼻にかかった甘い声を出し、胸の上のゼロスの頭を抱きしめるコレット。
ゼロスは構わず、首筋へと舌を這わせてゆく。
上下に動かし、くすぐる様に先端で舐め、時に強く吸う。
それに合わせてゼロスの頭を抱く手に力がこもる。
「ふぁ……ぁは」
胸から首筋にかけてを唾液でベタベタにされ、顔と胸がのぼせたように真っ赤になっている。
「あは。ぅむぅ」
ゼロスの顔を強引に自身の顔の前に移動させ、コレットはゼロスが出していた舌を飲み込むように口に含む。
チュ、ニチャッ、クチュッ
舌が絡み合い卑猥な水音を立てる。
ふと見るとコレットの片手は自身の股間へと伸びており、下着の中で一人遊びを始めていた。
「ふっふっーん。コレットちゃん、何やってるのかなぁ?」
舌に唾液がまとわり銀糸を引いたままゼロスは唇を離し、コレットのタイツと下着を引き下げる。
「いやぁ!」
可愛らしい秘部とそれを弄ぶ手が丸見えになっても止める事が出来ず、羞恥に声を上げるコレット。
秘部を押し広げ中指の腹でクリトリスをいじりながら、その指の先端は半ば体内に埋没している。
グチュッグチュッと溢れた愛液が音を立て、時折指の動きが激しくなる。
「コレットちゃん、俺さまもう……」
ゼロスはいきり立ったペニスをズボンから引きずり出し、コレットの眼前に持っていく。
「ん、あぁむ、ぅく」
恥ずかしさで顔を背けていたはずのコレットは、眼前のペニスを自分から咥え込む。
ネットリと舌を絡ませ、先端をくすぐり、ジュプジュプと淫靡な音を立てながら頭を動かす。
カリ首を裏側から舌でなぞるようにし、喉の奥まで一気に咥え込む。
その間もコレットの手は休む事無く自身を慰めている。
中指のほとんどを体内へと差し入れ、ゆっくり円を描くように中をかき回す。
ゼロスは捨て置かれたクリトリスへ口をつけ、唾液で十分濡らしながら舌で愛撫する。
「くふぁ!」
不意にビクッと体を仰け反らせるコレット。
予期していなかったいきなりの愛撫のせいで軽くイッたのだろう。
「もう!集中できないよぉ」
コレットは唾液でグチョグチョのペニスを手でしごきながら言う。
しかしその顔は明るく、緩急をつけて手を動かしながら、嬉しそうに先走るカウパーを舐め取る。
「コレットちゃん、そろそろいいかな?」
「うん、私ももう我慢出来ないよ」
コレットは愛液で濡れそぼった秘部を広げて見せる。
「それじゃ」
ゼロスは猛るペニスをコレットの秘部に当て、ゆっくりと侵入させる。
ズチュッ
「はぁあぁ!」
すんなりと奥までペニスを咥え込み、コレットが空気の漏れるような声を出す。
「イくぜ!」
ゼロスが腰を動かし始める。
「あくぅ、ん、あっ、気持ちいいよぉ、あっは、ぅん、熱いオチンチンが暴れてるよぉ」
しがみつき、耳元で吐息と共にそんな声を上げるコレット。
ゼロスの動きに合わせて腰をふり、自身の胸を揉みしだく。
「あんっ、中でいっぱい擦れて、んふっ、いい、いいよぉ、おかしくなっちゃうよぉ!」
コレットの中の締め付けがキツくなり、それに合わせるようにゼロスも絶頂に近づく。
「コレットちゃん!俺さま、もう!」
「んっく、はぁ、いいよ、中に出して!」
「ぐぅっ!!」
「あっ、んっくぅ!」
ブビュッ、ビュプッ
コレットの中に高ぶる精を吐き出す!
「んく、うわぁ、いっぱい出てる、やん、ビクビクしてるよぉ」
ヒクヒクと体を震わせながらそう言い、次第に目を閉じ始めるコレット。
「……」
静かにペニスを引き抜くゼロス。
コレットはピク、と体を動かすだけで反応はない。
「眠った、かな?」
ゼロスは寝息を立てるコレットの体を拭い、服を元に戻してやる。
「ま、酒なんかに頼ったから最後くらいは紳士的に、ね」
そう言いつつ、寝姿のコレットにもう一度ムラムラとし始めるゼロスであった……



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