「……ありがとう、お父さん」 明理ちゃんは瞳を潤ませながらそう呟く。 原田さんが、明理ちゃんを驚かそうとして用意していたペンダント。 俺でもこみ上げてくるものがある位なんだから、明理ちゃんなら尚更だろう。 「明理ちゃん……」 俺は明理ちゃんをそっと抱きしめる。 「あ……」 一瞬ピクリと震えたが、明理ちゃんは俺に体を預けてくる。 「あ、あの、月村さんがどうしてもって言うなら、私はいいですよ……」 「え?」 明理ちゃんがよくわからない事を言い出す。 「だからって、そういう事をしたいって意味じゃないんですよ……あ、でもしたくない訳じゃないんですけど、って、あーなに言ってるんだろ私」 明理ちゃんは、ロウソクの明かりの中でもはっきりわかる位顔を真っ赤にしてパニくっている。 ……なるほど。明理ちゃんお得意の一人早合点か。 俺は……、 明理ちゃんの期待に答える事にした。 もちろん心の底から。 「どうしてもしたいな」 明理ちゃんの耳元でそう囁く。 「ええ?ええっ!?」 いきなりはっきり言われて驚いている明理ちゃんにキスをする。必然的にお互い目をあけたまま。 唇を軽く触れ合わせ、それからゆっくりと舌を明理ちゃんの口の中へと侵入させていく。 「んんっ!?」 目を見開いて動揺する明理ちゃん。 俺はかまわずに自身の舌を明理ちゃんの舌に絡ませ、くすぐる様に先端をなぞり、唾液を送り込む。 見開かれていた瞳はだんだん細まり、目尻が下がってゆく。が、うっとりとした瞳はいつまでも俺を見つめ続けている。 俺は静かに唇を離す。ツツ、と唾液が空中に銀線を引く。 「明理ちゃん……」 俺は明理ちゃんの服の中に手を潜らせ、ブラをはずして少し下にずり下げる。 「あ、あの、月村さん……」 「ん?どうかした?」 やっぱり、まだ抵抗があったかな? 「私、呼び捨てにされた方がもっと親しみを持てると思うんですけど……」 照れながらそんな事をいう明理ちゃん。 「それじゃあ、明理」 「あ、……急に呼ばれるとなんか照れますね」 「照れた顔も可愛いよ、明理」 俺は耳元でそう囁きながら、明理を横たわらせる。 そのまま着ているものを脱がせ、真っ白な体が余すところなく露わになる。 「や……ちょっと恥ずかしいです……」 そういって両手で顔を覆う明理。 「そんなことないさ。すごく綺麗だよ、明理」 俺は掌を蕾のような胸にあてがい、優しく愛撫する。 「ふぁあっ!?はぁ、んっ、何か、くすぐったいけど、気持ちいい……です」 指を這わせ、掌でさすり、じらすような愛撫を続ける。その度に両手で隠れた明理の口から言葉にならない吐息が漏れ出す。 俺は自分の着ているものを手早く脱ぎ捨てる。 「ほら、明理があんまり可愛いから俺も……」 屹立したペニスを明理の顔の近くへ寄せる。 「え?あっ!……すごい、男の人のってこんなに……」 明理は顔を隠すのを止め、マジマジと俺のモノを見つめる。 「俺にも……シてくれるかな?」 「あ……はい!月村さんの為なら喜んで」 明理はそう言うと、俺のモノに手を伸ばし恐る恐る握りしめる。 「えっと、こんな感じ、なのかな?」 自分の口元へとペニスを引き寄せ、咥え込む。 明理の小さな口いっぱいに俺のモノが含まれる。 ヌルヌルとして温かい口内の感触に、ぎこちないながらも懸命な舌使い、そして頭を動かす度にペニスをいっぱいに頬張った口の端からジュル、ジュルと唾液が溢れる音。 さきばしりと明理の唾液の混じったその液体は、口元を流れ首まで汚す。 俺は身を伸ばし、明理の秘部へと顔を近づける。 まだ堅く閉ざされたままの秘貝に舌を這わせる。 「きゃっ!?」 明理が悲鳴を上げる。 「そんな、月村さん、そんなところ、汚いですよっ」 「大丈夫、汚くなんてないよ。それに、明理だって俺にしてくれてるだろ?どう?汚いかな?」 「汚くなんて……ない……です……」 逆に俺に問われ、小さく答える明理。 俺はそれを聞き届け、再び明理の秘部へ顔をうずめる。 「っ……」 明理は緊張に身を硬くする。 ゆっくり秘貝に舌を這わせ、ほぐすように舌先で愛撫し続ける。クリトリスを転がすように舌でもてあそぶ。 声にならない声をあげ、明理の体が震える。それでも執拗に愛撫を続ける。 次第に明理の秘部が徐々に愛液で潤い始めてくる。 「明理……濡れてきたね」 「そんな……月村さんがそんな事をするから……」 俺は体を起こし、自身のモノを明理の秘部へ押し付ける。 「明理……もう、いいかい?」 「……はい……きて下さい……」 最後の了承を得、俺は明理の中へ猛るペニスを突き立てる。 「っくぅ!」 苦痛の声を口の中で押し殺す明理。 明理の中はかなりきつく、俺のモノが入りきるのがやっとだった。 「明理、大丈夫?」 「っはい、大丈夫です、動いても、いいですよ」 途切れ途切れに言う明理。 明らかに無理しているのはわかるが、押さえ切れない衝動がその言葉に甘えてしまう。 できるだけ優しく、それでも腰を動かし始める。 「うぅっ、くっ、ああっ、月村さんっ」 目を潤ませながら首にかじりついてくる明理。 きつく、しかし濡れた明理の中で俺のモノがとろけるような感触に包まれる。 「明理、明理の中、すごく気持ちいいよ」 「あはっ、うん、よかった、私も、気持ち、いいですっ」 明らかに苦痛に耐えながら、明理は笑顔でそう言ってくれる。 俺は、明理にキスをしながら激しく腰を動かす。 ほとんど間がなく、全身に痺れるような快感が満ちる。 俺はあえてそれに抗おうとはしなかった。 「明理、イくよっ!」 「ああっ、中に、中に出して下さいっ!」 そう言って強く抱きつき、足を俺の腰に巻きつけてくる明理。 ビュプッ、ビュクッ、ピュッ 大量の精液が噴き出し、明理の中を満たしていく。 「ふぁあぅ」 明理はあくびみたいな声をあげ、しばしの間放心状態になった……。 「私、思ったんです。幸せかどうかっていうのは、結局自分が決めるものなんだなって」 明理が俺の腕の中で話し始める。 「お父さんが死んじゃって、一人ぼっちになって、これからどうしようとかずっと悩んでたんです……」 「……」 「でも今は、あなたが一緒にいてくれるから私、すごく幸せなんですよ?」 「明理……」 俺はそのまま黙って明理を抱きしめ続けた。 もう二度と離さない、と決心しながら…… |